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流星

評価:
百田 尚樹
コメント:勉強になった!
Amazonランキング: 8位

 永遠の0 読み終わりました\(^o^)/
いやこんなに元気な感じで読み終われなかったけど。
泣きすぎて頭痛したわ(笑)

永遠の0は、戦時中に特攻隊として亡くなった祖父、その名も
宮部久三氏の軌跡を、当時彼と共に戦った戦友たちに
突撃インタビューして孫たちが紐解いていく……という内容。

戦争について義務教育中に極々浅くしか習ってなかったから、
この本に細かく書かれている戦時中の作戦や戦闘機の戦争、
時代背景や隊員たちの心理描写、全部が勉強になった。
と同時にだいぶショックだった。
この本をもってしても、ざっと表面部分しか見られないと思う。
戦争はもっと深く、暗く、重たいもののはず。

過酷な時代を生きていたからか、登場人物は精神年齢が異様に
高い気がした。つまり戦時中の日本人の精神年齢は
現代の日本人より高かったんじゃないかなと思った。
宮部さんなんかは30代半ばのイメージだったけど、
なんと享年26歳、若い若すぎる。むしろ23歳の場面で
すでに役席クラスの風貌そうだった。
現代の20代はツイッターで冷蔵庫に入ってる写真
あげちゃってますよ……?いや、一部の馬鹿どもを
一般化してもしようがないのはわかってるけど、
そういう考えが頭をよぎって仕方なかった。

私自身精神年齢がかなり幼いから恥ずかしくなったというか。
私と年齢が幾何も変わらない人たちが、
苦悩の末に死を受け入れて(文字にするほど、言葉にできるほど
簡単な意味ではなく)特別攻撃に向かっていったのかと
思うと、どうにも言葉にしがたい気持ちでいっぱいになり涙が止まらなかった。

本を通じて、「生きることに執着する臆病者」と呼ばれてた
宮部さんの正体がだんだん明かされていくと、
彼という人間を愛さずにはいられなかった。多分みんなそうだと思う。
最終章は大転回で、まさに永遠……なのだと感動させられた。
日本人は全員読むべき!(言い過ぎ

ちなみに、戦後に日米の元戦闘員が会合して、
お互い不思議なほど恨みというものを感じなかった、
戦時中は殺し合ってたのに、戦後に再開すると嬉しくて懐かしかった……
という話が書かれてて、これが価値観で結ばれた友情かって思った。
「歴史上であんなことされたんだから恨んで当然」って
いうのは世界が狭い考え方なのかな。



〜蛇足〜
最後の宮部機となった零戦二一型は風立ちぬの最後のシーンで
二郎が見送った機体と同じなんですん(`・ω・´)

宮部さんは「零戦の航続力は確かにすごい 
だが八時間の航続距離は人間に耐えられるものではない
零戦は人間が乗ることを想定して作られているのだろうか」
と思い始めていた。
零戦の軌跡的な航続力のおかげで、無謀な作戦が立てられる
ようになったのだから、この飛行機を作った人間を恨みたいと。

設計も軍から指令が無いと作れないから、恨むなら海軍でしょって
思うけども。まぁそれは私の妄言だとして。

堀越さん自身は海軍から「速度・格闘能力・航続力の最高性能を
引き出した飛行機を設計せよ!」って無茶言われて相当苦労してたらしい。
本来格闘性と航続性は相反するものだから、堀越さんが
多少性能の犠牲をしても、絶対に捨てられないのはどの能力か
聞いてみたところ
「零戦は爆撃機を護衛するものだから(敵軍深くに潜り込む爆撃機を
護衛するために)航続距離は捨てられない」とまで言われてたんだって。
そこから来た軍の無茶な命令、なんか振り回されすぎじゃないだろうか。

でも堀越さんは
機体が大きくなりすぎないように!とか操縦桿の動きがが
上空と低空で違いすぎないように!とか
パイロットの事ちゃんと考えてたんだよ!!って言いたくなったのは
マジで妄言。
ちなみに零戦みたいに曲線の多い機体は金属を打ち抜くのに
職人技が必要人になるみたいで大変だったらしい。
元々量より質で、物資も少ない日本だから大量生産する予定はなかった
らしいんだけど。とうとう後継機が造れず老兵扱いされてたとは言え
当時の日本の航空技術の結晶(らしい)ひいては人間の命まで
使い捨てのごとく特攻に送った当時の日本があまり好きになれません。うん。


それにしても二一型が重なってしまうと
堀越さんの「地獄かと思いました」って言葉がより重く聞こえる。
地上で大破した零戦の数=命の数
なんだとしたら、ズタズタになって当然ですね。
でも零戦への憧れが止まりません!!!
航空機に適正あって乗れるだけでずば抜けて優秀なんだもんね、
私は憧れるだけで終わりにします(涙)
乗れるもんなら(ry Gでやられる!
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